忘年会シーズン到来だ。
先週末に最初のひとつが終わったのだが、今年ボクは年末までの6週間で大小合わせて8回の忘年会が予定されている。他にもお誘いがあり、今後まだまだ増えるかもしれぬ。年々衰えていく消化管や肝臓にたいへん負荷のかかる日々を送らねばならないのである。
気心知れた友人との忘年会もあれば、仕事関連の忘年会もある。サシ飲みもあれば、100人規模の飲み会もある。モチベーションも高低差あって、楽しみにしている忘年会とちょっと気の乗らない忘年会があるのも事実だ。
最近の若い人たちは職場の人たちとのアフター5のお付き合いを忌避する傾向にあるという報道をよく目にする。会社の飲み会なんか行きたくない、と啖呵を切る若い人が多いのだという(忘年会スルー)。分からないでもないが、なにか大切なことを怠っているような気がしないでもない。

ボクの周囲はちょっと違っていて、逆に「飲み」に飢えた若い人たちが溢れている印象だ。「コミュニケーション」に飢えていると言い換えてもいい。「白石さん、飲み行きましょうよ」「ちょっと聞いてくださいな」「どっか美味しいとこ連れてってください」。こうした要請が日常的に舞い込んでくるのである。心情的にはひとつひとつに応じたいのだが、残念ながらそうもいかない。たまに機会を作ってパーッと行ってみると、飢えた若い人たちとの飲み会は抱腹絶倒の連続で、ついつい時間を忘れて深酒してしまうのだ。飲んで語って笑って愚痴って、また飲んで笑ってスケベな話して、笑って泣いて締めにラーメンを食べるのである(時々)。いやいやヤングだけとは限らない、オジサンやアラフォー・アラフィフだって酒席で弾ける人はたくさんいる。みんな小さな不満を抱え、やり場のない感情を内包しているのだ。彼らに毒を吐かせるのも、ボクの役割なのだと思う(その前にこちらが先に泥酔してしまうことが多いのだが・・・トホホ)。
昨今はSNSの普及で、面識もなく素性もよく分からない人と簡単に繋がれるようになった。SNS上でのコミュニケーションは表面上はテンポの良いやりとりが行われているように見えても、中身はスカスカな場合が散見される。コミュニケーションする必然性のない人ともコミュニケーションできるようになったせいで、薄っぺらい関係が増えたのではないだろうか。

よし決めた。今年の忘年会のマイテーマは『飲みニュケーションの復活!』だ。
さあ集まれ、飢えた諸君よ、今冬は存分に飲み明かそうではないか。

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【甲府の大人気店の店主とのツーショット】