昨日の朝クルマのエンジンをかけたとき、メーター表示が「99999km」になっているのに気付いてハッとした。そういえば数日前からもうすぐ10万キロだなと認識していたのにスッカリ忘れていたのだ。
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程なくして「100000km」に到達!
ボクはいつもメモリアルな瞬間を見逃してしまうクチなので、これを目撃できたことは素直に嬉しい。公道に停車したまま朝からしみじみと感慨に浸ってしまった。
 
自家用乗用車の年間走行距離(国土交通省2004年)は平均10,575kmであり、また登録が抹消されるまでの平均車齢(自動車検査登録情報協会2018年)は8.6年というデータがある。ちょっと乱暴な試算だが、10,575km×8.6年=90,945kmが寿命ならぬ車命といえるだろうか。
ならば10万キロということはクルマにとって人間でいうところの平均寿命を過ぎたあたりとなり、ボクのマイカーは老体に鞭打って走っていることがわかる。ありがとう、頑張ってくれて。ご褒美に流行りのドライブレコーダーを取り付けてあげようと思う。
 
これまではオフロードで泥んこ遊びをしたり、時期が来ているのにオイル交換を怠ったり、フロントに張り付いた虫の死骸を放置したりと、マイカーをぞんざいに扱うことがしばしばあった。でも今日からは超高齢期に入ったマイカーをもう少し大事にしたい。初老期に入ったボクはそう願うのである。地方に住んでいると駅へ行くにもクルマ、コンビニ行くにもクルマ、居酒屋行くにも(!)クルマだ。ボクは65歳くらいまでには免許証を返納しようと考えているが、まだしばらくは老老介護が続くのである。

10万キロといえばその距離は地球2周半に匹敵する。日本を出て海を渡り熱帯を経て大陸を歩き山を越え戦火地を通過してまた海を渡る。それを2回半繰り返す道のり。そう言われても高齢者には想像が及ばない。
また、成人1人の血管をすべて繋ぎ合わせるとこれも10万キロなるらしい(誰が測ったんだろう)。動脈硬化が進んだ高齢者の血管は、もうちょっと縮まっているかもしれないが。
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