PETクリニック事務長のトホホblog

山梨PET画像診断クリニックの白石です。 ・PETについて・当クリニックの活動について・日々雑感(これが一番多い)気ままに発信しています。 ★ホームページリニューアルに伴い、ブログも引っ越しました★ 過去ログも覗いてみたいという稀有な人は、お問い合わせください。

約3年ぶりにPET検診を受診してきた。
場所はあの椰子の木マークでお馴染みの検診センターだ。同業種の他院を受診するというのは、自分たちの立ち位置を確認する上でとても参考になるのである。受診者(ボク)の遇し方、検診の手順や案内、人々の動線、検査衣やスリッパほか受診に伴うツール、院内表示、スタッフのホスピタリティ。そして今なら感染対策や、そのアナウンス等々。どんな感じで運用しているのか興味津々で、ボクは体内アンテナをビンビンに張って検診に臨んだのである。するとハード面においてもソフト面においても、ところどころ些細なことにまで気が付いてしまい、ウチはどうだったかなと自問自答を繰り返しさせられてしまったのだ。「なるほどな、そうくるか」と目からウロコもあれば、「いやいや、これはどうなんだ」と首を傾げることもあり、受診に来たというよりは体験型ゲームをしに来たような心持になってしまっていた。医師の説明する態度、看護師やスタッフの口調や歩き方に至るまで、受診者が何を見て何を感じているのかを想像するのは簡単ではない。そんなことを考えながら新たな発見の連続もあり高揚感をもって約3時間を過ごすことができたのだ。検診後には美味しいお弁当までご馳走になってきたのである。PET施設のトップランナーからは学ぶことが多くあった。ご施設のみなさん、ありがとうございました。
改めて感じたのは、得てして医療サービスを提供する側と享受する側の目線は必ずしも同一ではなく、往々にしてズレが生じている。このズレに早く気づいて最小化することが大変重要だということだ。
なにもズレるのはズラだけではない。ボクたちはいつも受診者目線を意識しなければ、医療マーケットからもズレていくのだろなと思ったのである。
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【ボクのPET画像 右肩に謎の集積が!】

先週末、「PETサマーセミナー2021In下呂」が緊急事態宣言下の岐阜県下呂温泉郷にてハイブリッド形式で行われた。ボクは参加エントリーをしていたのだが、現地参加は見合わせてWEBでのライブ配信を視聴させていただいたのだ。現地参加した当クリニックのスタッフによると、各日50人くらいの出足だったとのこと。会場はスカスカで、のんびりした雰囲気のなか、ゆっくりと時間が流れていたと感想を漏らしていた。
それにしても主催者はさぞ気を揉んだことと拝察するのである。コロナ禍で1年間延期としたものの、よりによって会期中にピンポイントで緊急事態宣言が適用されてしまったのだ。2週間前には大雨による土砂災害で高速道路は分断されていたはずである。会場である老舗旅館の使用料、オンライン配信の設備費用、企業協賛や参加者の減少による収入減。これだけの悪条件が重なれば、ボクだったら間違いなく具合が悪くなってゲロを吐いていたところである。下呂温泉だけに・・・
 
さて、来年7月には「PETサマーセミナー2022In甲府」を予定している。1年後、世の中がどうなっているのか見当もつかない状況下で、ボクたちはサマーセミナーを開催できるのであろうか。オンライン、オンサイト、ハイブリッド。なるべく早期に形式を決定したいところだが、あーでもないこーでもないとズルズルと延び延びになってしまう気がしないでもないのである。
すでに学会イベンターや会場となる甲府記念日ホテルからの見積書が届いている。目を覆いたくなるような過当な金額だ。このままでは具合が悪くなってゲロを・・・
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【下呂大会のパネル】

PETクリニックでは施設から出される排気や排水を、専用の設備で厳重に看視している。それは放射能を含んだ空気や水をむやみやたらに垂れ流してしまうと、外部環境への汚染が危惧されるからである。特に排水設備は複数の浄化槽を並べて排水を経時的に移送するというかなり大掛かりな構造となっているのだ。
何のことか分かりづらいであろう。
放射線管理区域からの排水は配管を通ってまず分配槽に入り、そこから貯留槽1→貯留槽2→希釈槽へと移送される。各浄化槽には水位計と2個の移送ポンプが付いていて、排水が上限に達するとポンプが起動して次の槽へと移してゆく。各槽ではその都度排水サンプルを抽出し、設置してある水モニタでRI濃度を測定する仕組みになっているのだ。最後に希釈槽で排水は希釈され、当クリニックの場合は発生した汚水は約2〜3週間かけて院外へ放流されているのである。つまりクリニックの2階(放射線管理区域)でうんこをすると、その屎尿は2〜3週間クリニック内を転々とし、何度もチェックされてから、最終的に水で薄められて下水道へ放流されることになる。うんこにとっては大変に世知辛い世の中なのである。
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【排水モニタ】
こうした排水設備の基準(各浄化槽の能力や容量など)は法律で規制されていて、施設内で使用する核種やその量によって決定される。法律なのでどうしても避けては通れないし、加えてこれらの排水設備は導入から維持管理に至るまで莫大なコストが必要なのである。本来なら毎年やることが望ましい浄化槽の清掃や測定機器のメンテナンスは、未だ一度も実施していない。ボクは見積書に目を通しては先送りしてきたのである。その影響か最近では浄化槽の周りに虫が湧いたり、臭いが漏れたりするようになってきてしまった。
建屋の設計上、事務室の真隣が排水処理室になっていて、排水が浄化槽間を移送するときにものすごい異臭を放つことがあるのだ。時折そのオイニーは事務室を通過して1階フロアに充満することもある。スタッフの多くが事務室に駆け込んできて、このオイニー何とかしてくれと怒訴するのだが、ボクには成す術がないのである。排水が移送しきるまで鼻腔を閉じてじっと我慢するしかないのである。トホホ。

今夏、友人からお中元で「山田松」の「蚊やり線香」をいただいた。ボクが山田松を好きなことを知っての計らいなのだが、真夏の蚊やり線香とは風情があって心が落ち着くのである。ボクは今、この線香を排水処理室で焚いたら虫もオイニーも解決するのかなと浅知恵を巡らせているのだが、どうであろうか。
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【山田松の蚊やり線香、いいオイニー】

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